舞台5日目最終日。今日もギリ着。

マチネ公演はF列やや下手。やきゅつくやったりとかで東京来てからあんまり寝てないのもあってかなり眠かったw なので前説の時にいつもの適当なやけくそ拍手をしてたら、前説の田中精さんにツッコまれましたw 舞台自体は楽前っていう事もあってか、テンションの高い人と低い人の差があったかなと思いましたね。最後にカーテンコールの後に挨拶が追加されていました。最終公演もその流れになるのでしょう。

ソワレ公演までの間にid:dochiraさんと花屋さんへ行って花束を購入。その後は手紙を書くのと昼食を兼ねて裏のガストへ。その後は諸々あってクロークにて手紙と一緒に花束を預けて入場。千秋楽なのでA列中央下手2ヅレ。中央と代わって貰おうと思ってたが、入ったのがもう前説が始まってた時間だったので間に合わず。

千秋楽公演は千秋楽用の演出って感じで、あらゆるところでアドリブが入ってましたね。特に印象的なのはムチャ振りのところで、家臣が松平に手本を求めたところですね。こういうのをもうちょっと早めにやって欲しかったですね。このアドリブ攻勢、慶喜はなんか無理に付いていこうとしてしくじってましたね。

本編終了後にはプロデューサーの清水さんなども舞台にあがり挨拶。最後は主要キャストの3人(篠谷聖・Luke.C・山崎真実)が順に挨拶。篠谷君の初々しさ、Luke.Cさんのふてぶてしさ、そして山崎真実の純真さが印象的でした。山崎は途中、涙汲みかけてましたね。


終演後は、今日は出演者達は打ち上げだろうって事で、出待ちをせずにマックで軽く打ち上げをして俺は池袋のネカフェへ。


今回の舞台を通して思った事。

個人的MVPは松平(我善導)。利休はそのほとんどが面白おかしいだけだが、松平は場を暖めるだけでなく、場を引き締める役回りもしっかりしてた。次点は利休(武藤晃子)。そのコミカルなキャラは周りのキャラ(慶喜・半蔵)を引き立たせる。

主要キャスト達で印象に残ったのは慶喜西内裕美)。初日に観た時はその物怖じしない演技っぷりに驚いたもんだ。ただ底が見えた気もした。初日までに練り上げたもので本人的に完成してしまってるんだよな、演技が。初日から千秋楽までずっと慶喜は同じ人だった印象。役者が成長するように、演じている役柄も成長していくのが舞台だと思ってるんで、そういう意味では伸びしろがなかったのが残念。

逆にそういう意味で最後まで底が見えなかったのが武蔵(Luke.C)。役に合わせたのか荒っぽい雑な演技だが、懐の深さが垣間見える自然体な演技だったなと。こいつはまだまだ伸びると思わせる役者。サクラ(山崎真実)は自信の無い歌部分を他の演技にまで引きずってた。歌がない普通の舞台ならまた違った印象だったんだろう。小次郎(篠谷聖)はまだまだだな。ただ見栄えのする役者ではあるな。

ファンタスターの3人だけを見れば、お蝶役の宮田聡子が最も伸びたかな。独特の空気感を持ってる。芝居の中で常に同じリズムを保てるっていうのは大きな武器。慶喜役の西内裕美は上記の通り。この舞台に対しての頑張りが半端では無い事がこんな俺ですら充分に判った。あとは自分で作った役を舞台上でいかに壊して再構築出来るようになるかって事かな。ちょっと上の事を求めすぎてる気がするが。

サクラ役の山崎真実は逆に公演が進むにつれてどんどんどんどん新しいサクラを見せてくれていました。役柄と役者が共に成長する理想的姿を見せてもらった気がしています。最初は辛そうで動きについていくだけで精一杯だったダンスも、最終日には笑顔で踊れるようになってました。あんま彼女の事を褒める事の無い俺ですが、今回の舞台は素直に良かったよと声をかけてあげたいと思う舞台でした。


この舞台を演じられた皆様、裏方の皆様、ありがとうございました。